平々凡々エンジニア

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現在の話題はドワンゴ退職エントリ現職エントリの記事でしょう

そもそもドワンゴって何をしている会社?

ニコニコ動画を作って運営しているところ以外の認識がなかったので調べてみました。

個人的に大きいコンテンツだと思ったのは * #コンパス~戦闘摂理解析システム~(スマホアプリケーション) * 超会議イベント(ニコニコの文化祭的なオフラインイベント) * N予備校(ネット時代に合わせた教育学校)

の三つだと思いました。

オタク的にはカスタムキャストというアプリがドワンゴから提供されているのにびっくりしました。 元の開発イリュージョンというエローゲーブランドだったと思います。

あとは技術提供系ですね。ニコニコ動画のように動画配信しながらコメントを流す技術だったり タグの関連性分析、機械学習です。動画配信しながらコメントを流す技術は 海外のサイトで採用されているらしいです。

といった形です。

一言で言えば様々な技術を開発してエンターテイメントを作っていく会社で間違いないと思います。 あと技術力が高いエンジニア多い会社というイメージがあります。(おそらく間違いないでしょう)

話題の発端はどこから?

ニコニコ動画の収益が恐ろしいスピードで低下した為なんとかして持ち直そうとするも エンジニア一人一人が改善すべき点をいっても上が取り扱ってもらえなかったうえ評価が下がって しまったのでやむなく退職する人が(それなりに技術力が高くて有名な人が) 近年増え続けている現状、以下の二つの記事がバズりました。

退職しました 現職エントリ

上がエンジニアで下がディレクターです

話題となったところは退職した方が丁寧に理由を述べ、もっと意見を取り込んでくれたらよかったこと 悩みながらもやめてしまったことについて記載されていました。 その退職記事に対して現職者ディレクターが安易な考えで記事にしてしまった為話題に上がったようです。 その記事とは、不真面目かつ事の重要性を軽視した内容で エンジニアの悩みを考えずに軽い言葉を使用して流していました。 退職者が次々と出ていることへの重要性を考えていません。 この内容から土木業界で例えられる現場を知らない監督に近いような構図がドワンゴ全体に あるように思えました。

ここからは上の記事を読んだ感想になります。(個人的な話が入ります。) 前職の会社では、私は開発に参加するときにプロジェクトとして何がしたいのかや どのような経営戦略があるのかといった仕事に置ける軸をよく質問していました。 例えば 「弊社の新しく作ろうとする商品は他社のライバル商品と見比べてどこもメリットとして 勝てる要素がなく経営戦略的に見ても不利なのにも関わらず開発を行う理由は何ですか?」 「売り上げが伸びていない外国のアプリケーションを買収した後に日本で買収したアプリケーション を使用して売り上げを伸ばそうとするのはなぜですか?」 といったものです。 しかし質問に返ってこない内容もあったり 役員にも関わらずわからないと発言されたり 言われたことを行っていればいいと言われました。

私が体験したことと上の記事で紹介した[退職しました]の記事は非常によく似ていると思います。 おそらく技術者というのはただ言われたことを疑問もなく行うことはできず 少なくとも自分の意見を理解した上で反論してくれるような会話のキャッチボールができる場や人がいないと 成り立たないように感じました。なぜ言われたことを疑問もなく行うことはできないのかというと これは私の考えですが、技術者は自分の作ったものに対して誇りを持ちたいと考えます。 「この商品は使える!!」「この商品は素晴らしい!!」「この技術は画期的」 といったように 自信満々で売り出していけるようにしたがるんだと思います。 その為自分が理解できない納得できないことが多すぎるといくら自分が作った商品でも誇りを持つことはできません。 誇れない商品を作ってもそこに愛着はなく、やる気も出ないので働けなくなってしまいます。 ただ意見が言えるだけではいけません。ちゃんとしたレスポンスが会社全体に必要なんです。 ....誇れる物作っていきたいですよね。